ドイツの意に反してギリシャがなしくずし的に追加支援を受ける公算が高まっています。

ギリシャは去年5月に1100億ユーロの緊急支援を欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)などから受けました。

しかしここへきて2つの事が明らかになっています。

1. その支援策と引き換えにギリシャが約束した財政の立直しは進捗していないこと
2. 1100億ユーロの支援金では足らず7月までにはお金を使い果たしてしまうこと

ギリシャの国債はボロボロに売られており、いま資金調達しようと思えば高利貸しからお金を借りるのと同じかそれ以上の金利を払わなければいけません。事実上、マーケットからお金を調達するのは困難な状況です。


ドイツは:

1. 今既にギリシャが借りている借金(=つまり国債)の返済期限(償還)を先に延ばしてはどうか?
2. 債券保有者(投資家)も「痛み分け」で一部コストを負担してはどうか?(=所謂ヘアカット)

と考えてきました。

しかしどうやらそういう「けじめ」をつけることなくギリシャに追加支援が出るような雲行きになっています。追加融資は300億ユーロ程度だと噂されています。

ECBの立場は:

1. いまドイツが主張するような債券保有者の「痛み分け」を強要すれば、実際にギリシャ国債のかなりの部分をもっているのはギリシャの銀行なので、彼らは倒産してしまう
2. ギリシャ以外の欧州のノンバンク金融機関の中にもギリシャ国債を沢山保有しているところが多いので、彼らは苦境に陥る

というものです。