GrouponがIPOに向けて上場申請書類を提出しました。
今回のディールがなぜバケモノなのかは実際に90年代のドットコム・バブル当時を経験していない人たちには想像つきにくいかもしれません。

そこでウォールストリート・ジャーナル・ブログに載っていたデータを参考にグラフを作ってみました。

スライド1

それぞれの企業が創業してフルに12ヶ月間営業した最初の年を「初年度」売上高とし、青で示しました。その次の年を「2年目」売上高とし、赤で示しました。

グルーポンの場合、サービス開始は2008年の10月であり、2008年はほとんど終わりかかっていたので除外しました。従って「初年度」とは2009年を意味し、「2年目」は2010年を指します。「初年度」から「2年目」にかけての売上成長率は2241%です。

グーグルの「初年度」は2000年、IPOはずっと遅れて2004年です。「初年度」から「2年目」にかけての成長率は352%でした。

アマゾン・ドットコムの場合は「初年度」が1996年で、IPOは1997年です。「初年度」から「2年目」にかけての売上高成長率は838%でした。

セールスフォース・ドットコムの場合は「初年度」は2002年になります。IPOは2004年でした。「初年度」から「2年目」にかけての成長率は128%です。

イーベイの場合、「初年度」は1997年で、IPOは1998年でした。「初年度」から「2年目」にかけての売上成長率は724%です。

なお、単純に各社の売上高を比較してはいけない面もあると思います。
なぜならアマゾン・ドットコムの場合、書籍などの小売をしているわけですから、商品の仕入れ原価があります。もともと他社が製造した商品を売っているのでその分、マージンは低いし、売上高は見かけ上、多く見えます。

グルーポンの場合、実際には売上高はプロモーションを実施する商店街の店主(=グルーポンの顧客)と折半(=この右から左へ払い出す部分をグルーポンはCost of revenueと呼んでいる)するわけですから、実際のグルーポンに入る分はその58%ということになります。だからその分、割り引いて考える必要があるでしょう。