Twitterを開発したジャック・ドーシーが2年前に始めた会社、スクエアがクライナー・パーキンスをはじめとするベンチャー・キャピタルから1億ドルの出資を受けました。

この投資によりスクエアの現在の時価評価は10億ドルになりました。今年1月にスクエアがJPモルガンとビザから出資を受けたときには2.5億ドルの時価評価だったので僅か5ヶ月の間に同社の価値は4倍になった計算です。

スクエアは下の写真にあるような白い四角い(=スクエア)装置でクレジットカード情報を読み込むシステムを運営しています。
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アメリカではお店に設置されているクレジットカード読み取り装置の多くはベリフォンという会社が提供しています。しかしそれを設置するにはクレジットカード会社の審査を通らなければいけません。

今日紹介しているスクエアは個人がちょっとしたモノを売る時、カンタンにクレジットカードで支払いを受けられるようにするシステムならびにサービスなのです。

例えば自宅でガレージセールをしたとき、普通はがらくたを売った代金は現金で受け取るか小切手で受け取ることになりますがそのどちらの持ち合わせも無い場合、スマートフォンにこのスクエアのカード読み取り機を差し込み、クレジットカードを読み取らせるだけで支払いができるというわけです。

つまり厳格な審査が無くても、だれでも「個人商店」としてクレジットカードによる決済が出来るようになるわけです。


スクエアはそのようなクレジットカードによる支払いが発生した時、売上の2.75%をフィーとして徴収します。

現在、スクエアを使った毎日の取引額は400万ドル程度だそうです。

スクエアはロン・コンウェイ、メリッサ・メイヤー、ケビン・ローズなどから出資を受けているほかローレンス・サマーズが取締役に名前を連ねています。

このように同社は錚々たる顔ぶれの後ろ盾を得ていますがグーグルやイントゥーイットなど競合他社も同様のサービスを準備しており、競争はきわめて激しいです。

同社のもうひとつの問題はCEOのジャック・ドーシーがTwitterの会長も兼ねており、二足の草鞋を履いているという点だと思います。

このためドーシーは極めて多忙で毎日20時間働いているそうです。

彼は既にスクエアでの仕事がものすごく忙しくなっているにもかかわらずさらにTwitterの会長職を今年の3月に引き受けたわけで、これは少し欲張りすぎる判断だったのではないでしょうか?

「二兎を追うものは一兎をも得ず」ということにならなければ良いですが。