金価格が最高値を更新しています。
gold

ゴールドが人気になっている最大の理由は世界的に緩和的な金融政策が維持されているからです。

先週、バーナンキFRB議長は議会証言の中でQE3(追加的量的緩和政策第3段)の可能性について言及しました。このような議論が出る事はゴールドにとって強気材料です。

一方、ゴールドのフィジカル需要については6月のデータは未だ入電していませんがインド、中国などを中心として基調は強いです。

SPDRゴールドシェアETF(GLD)などのETFへの需要は第2四半期にかけて-5.5%と減退が見られました。これは投資家の嗜好がペーパー・ゴールドから実物を所有する方向へ少しシフトしているためだと思われます。

当分の間、米国が現在の緩和的な金融政策を変更するとは考えられないのでゴールドの需給関係は引き続き良好と考えて良いでしょう。

さて、産金会社各社のバリュエーションを見ると下のようなPER(株価収益率)がついています。
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アグニコ・イーグル(AEM)、ゴールド・コープ(GG)、キンロス・ゴールド(KGC)などのPERが高いのは投資家が利益成長に高いプレミアムを払っていることの現れです。

これは1オンスの確認埋蔵量に対して投資家が幾らの値段を支払っているかを示した次のグラフでも確認できます。
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ゴールド・コープに対しては地中に埋まっているゴールド1オンスに対して634ドルを投資家は支払っています。いま金価格そのものが1590ドルしているわけですから最も割高なゴールド・コープの場合でも60%のディスカウントになっているわけです。

次に主要産金会社の確認埋蔵量を見るとこのようになっています。
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次は各社の年間生産高です。
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この確認埋蔵量と年間生産高はどちらもしっかりとしたデータに基づいた信頼できる数値であり、ここに掲げた全ての産金会社の企業価値は投資家の間ではきちんと確立していると言えます。

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