さて、各社の近況を見ると先ずアグニコ・イーグル(ティッカー:AEM)は2008年頃から急激に生産高を伸ばしている事がわかります。
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売上高、キャッシュフローの伸び率では今回紹介するどの産金会社よりも高い成長率です。また2011年の場合、一株当り売上高$11.2に対して一株当りキャッシュフローは$3.6出ています。言い換えればキャッシュフロー・マージンは32%だということです。これはとても健全な数値です。2015年にかけての金生産の成長率は今日紹介する企業の中で最も高いと予想されています。配当利回りは1.1%です。

次にアングロ・ゴールド(ティッカー:AU)ですがこちらは先ほどのアグニコ・イーグルに比べると売上、キャッシュフロー成長とも見劣りします。同社は南アフリカの金山を中心とした資産ポートフォリオを持っており、南アフリカの金山は操業年数が多いのでコスト高になっているのです。同社の金生産は主力の南アの金山が減産しているので余り増えない見込みです。配当利回りは0.6%です。
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バリック・ゴールド(ティッカー:ABX)は世界最大の産金会社で極めて安定した業績を示しています。金山のオペレーション、ならびに財務オペレーションでは最も安定感のある株です。同社は最近、エクイノックスと呼ばれる銅山を買収し、経営の多角化に乗り出しました。投資家はそれを嫌気しています。同社の配当利回りは1.0%です。
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ゴールド・コープ(ティッカー:GG)は金鉱株の中ではグロース・ストックに分類される銘柄です。同社は2011年の一株売上高$6.55に対して一株キャッシュフローは$3.05でキャッシュフロー・マージンは47%です。極めてキャッシュフロー創出力の強い株であることがわかります。今後の金生産は微増が予想されています。配当利回りは1.0%です。
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キンロス・ゴールド(ティッカー:KGC)もグロース・ストックの一つですが最近の業績はアグニコ・イーグルやゴールド・コープに比べると少し劣ります。最近の買収により同社の成長ポテンシャルは若干改善したと考えられます。配当利回りは0.6%です。
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ニューモント・マイニング(ティッカー:NEM)はバリック・ゴールド同様、大型株の部類に属します。安定的な成長を見せています。同社の配当利回りは1.6%です。
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