H-1Bビザの法解釈の「明確化」で米国での起業が少し容易になりました。

なお最初に断っておくと僕は移民法の専門家ではありませんから詳細は弁護士さんに相談してください。

それから今回の措置は法改正ではありません。

あくまでも既存の法解釈の仕方に対して当局が示した「明確化(clarification)」です。

具体的にはビザ発給を司る米国市民移民局(United States Citizenship and Immigration Services=略してCIS)のホームページのFAQページなどにおける記述の明確化により、傑出した才能を有する外国人の米国での起業をやりやすくしました。

言い換えれば今回の「明確化」は議会の承認を得なくても出来る程度の「微調整(tweaks)」だったわけです。


しかしシリコンバレーを目指す外国人アントレプレナーには少なからずインパクトがあるかもしれません。

アメリカ合衆国国土安全保障省(Department of Homeland Security=DHS)のプレスリリースによると「米国経済を活性化し海外の傑出した才能を有する外国人が米国へ投資することを刺激するために今回の微調整がなされた」とその背景を説明しています。

新しい解釈と古い解釈ではどこが違うのでしょうか?

【古い解釈】
傑出した才能を持ちH-1Bビザを既に取得して米国に合法的に入国した外国人は起業することはできるけれど、いち社員としてその会社で働くことは出来ない。

【新しい解釈】
傑出した才能を持ちH-1Bビザを既に取得して米国に合法的に入国した外国人は起業することができる。また自分が起業した会社に社員という立場で雇われることもOK。但しそうする場合はパートではなくフルタイムの社員という扱いであること。そして他の社員とおなじ扱いを受ける事。

なお詳しくは下のソースを参照してください。

レファレンス
本件に関するプレスリリース
アップデートされたH-1Bガイドライン
EB-2カテゴリーに関するFAQのアップデート