ここ2日ほど欧州の為替市場で「9月にもメルケル首相が辞めるのでは」ということが囁かれています。

この背景にはさまざまな世論調査でメルケル首相の支持率が低下していることがあります。

一例としてイーゴブ・モニターは「ドイツ有権者の75%がメルケル首相のユーロ危機を解決する能力を疑っている」としています。

またメルケル首相の率いるCDUを中心とする連立政権は野党から10ポイント以上支持率で水をあけられています。

一方、フランスのサルコジ大統領に関しても85%の回答者が「ユーロ危機を解決する能力無し」としています。


メルケル首相とサルコジ大統領は性格も価値観もぜんぜん違います。

しかし欧州各国が長年かけて築いてきたEUという政治体制を維持するためにはそういう違いを乗り越えてぴったり息が合うところを世界に見せなければいけないということでこのコンビの間柄にはまったく綻びが見られませんでした。

その意味ではこの2人の政治家の「プロ根性」は素晴らしいと思います。

メルケル首相とサルコジ大統領の協力関係が岩盤だったからこそこれまでなんとか難局を切り抜けてこれたのです。

だから若しこの2人のうちのどちらかに何かが起こると投資家の動揺は大きいと思います。