天然ガスならびに液化天然ガス(LNG)の需要はリーマン・ショックで一時的に落ち込んだ後、ゆっくり着実に回復しています。

天然ガスは比較的クリーンな燃料であること、一部の国における規制緩和が需要を刺激していること、世界的なLNG施設に対する投資ブームで液化ならびに再ガス化のコストが下落したことなどが堅調の原因です。

世界の天然ガスの需要は2008年の実績、3.1兆立方メートルから2035年までには4.5兆立方メートルへと増加すると見られています。年率に換算すると+1.4%ということになります。

天然ガスは比較的運搬しにくいエネルギー源であり、普通、パイプラインなどで生産地から消費地まで運ばれます。

しかし液化天然ガス(LNG)の開発により比較的リーズナブルなコストで遠い消費地まで天然ガスを届けることが可能になりました。

液化天然ガスは先ず生産地に近いところで天然ガスを-163℃で液化します。これにより容積を600分の1に圧縮するわけです。下はLNG輸出国のグラフです。
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液化された天然ガスはLNG船によって消費地に運ばれます。LNG船はLNGを安定した状態で運ぶために低温冷却装置を備えています。下はLNG消費国のグラフです。
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消費地近くに着いたLNGは次に再ガス化処理をして天然ガスに戻してやります。

下は日本のLNGがどこから輸入されているかを示したグラフです。
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このようにLNGのビジネスは大掛かりな設備を必要とするため通常長期の事業計画の下、長期契約で商談が進められることが多いです。


これはLNG船のオペレーターの見地からすれば長期に渡って安定的な契約条件を維持できるというメリットがあります。下はLNG船のスポット傭船料のグラフです。
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代表的なLNG船の銘柄にはティーケーLNGパートナーズ(ティッカー:TGP)があります。
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