先日記事に書いたように水曜日の引け後ブラジル中銀がCOPOM(金融政策委員会)で政策金利(SELICレート)を50bp引き下げ、12.0%とすると発表しました。

これは重要なニュースです。

ブラジルはBRICsなどの新興国の中にあって金利政策のリーダー的な立場にあります。
いや、もっと正確な言い方をすれば他国に先駆けて率先して新しい考え方を打ち出してゆくことを恐れない中央銀行だと言うべきでしょう。

従ってこれまでの新興国の金利引き締めサイクルでは他国より早く、しかもアグレッシブに金利をどんどん上げました。

他の新興国はブラジル中銀のそのような行動を観察しながら(ウチもブラジルに見習う必要があるのだろうか?)ということをずっと考えてきたと思います。


このところの世界景気減速懸念で原油価格は大きく下がりました。

これはインフレになる要因のひとつが弱まった事を意味します。

だから遅かれ早かれインフレ・プレッシャーは弱まると考えるのが自然でしょう。

今回のブラジルの利下げで恩恵を蒙るのはブラジルの銀行セクターです。

加えて高額商品を扱うビジネスも恩恵を蒙ります。

ブラジル以外の国で言えば、繰り返し利上げを余儀なくされてきた国、具体的にはインドなどが注目される可能性が強いです。