グルーポン(Groupon)が来週から計画されていたIPOロードショウを突然キャンセルしました。

これをスクープしたウォールストリート・ジャーナルによると最近のマーケットの荒れがロードショウのタイミングの再考の理由だそうです。

しかし本当の理由はグルーポンのアンドリュー・メイソンCEOが書いた社内メモがメディアに流失したことが原因だと言われています。

アンドリュー・メイソンは2週間前に社員向けに「わが社は十分キャッシュがあるし、ネズミ講ではない。近い将来とても儲かる会社になる」という意味のメモを書きました。

これがウォールストリート・ジャーナルの「オール・シングスD」ブログの記者、カーラ・スウィッシャーにすぐに取り上げられ記事になりました。

そこで「クワイエット・ピリオド(=IPO前のメディアに対するコメント自粛期間)に抵触したのではないか?」という疑惑が持たれました。



IPOの直前に経営陣がどんなカタチであれ業績に関するコメントを控えるのは米国では常識であり、これが徹底していなかったのは主幹事の責任です。

グルーポンに関しては今回の社内メモ流出事件以前にも当初申請されたS-1が、変則的会計方式を提唱しており物議を醸し出すという事件がありました。

結局グルーポンは問題のS-1を引っ込めています。

僕の考えではオリジナルのS-1で提唱されたような変則的会計方式を用いず、赤字タレ流しのままでもグルーポンのIPOはちゃんと値決め出来ていたと思います。

それを主幹事が拙い指導をしたばっかりにS-1再提出を余儀なくされ、恥をかく結果になったわけです。

それに輪をかけるカタチで今回、クワイエット・ピリオドに抵触するメモが流失したという事はグルーポンが悪いというより主幹事のモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスのガードが甘すぎると思います。