ロシアのインターネット市場は向こう2年以内にドイツを抜いて欧州最大になると予想されています。

そのロシア市場で最大の電子コマース企業がオゾンです。

同社はしばしば「ロシアのアマゾン」という形容のされ方をします。

今回のラウンドでは同社のもともとの出資者であるインデックス・ベンチャーズとRu-netホールディングス(=ヤンデックスの投資家)に加えて日本の楽天とアルファ・アソシエーツ(スイス)が新たに投資家として参加しています。

オゾンのCEOはボストン・コンサルティング・グループ出身のフランス人、マエル・ギャベットです。
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オゾンは1998年にサンクトペテルブルグで創業されました。

同社の2010年の売上高は1.37億ドルでユーザー数は520万人です。

同社の扱っている商品はアマゾン同様、書籍、DVD、家電製品などですがアマゾンとの相違点は商品の配達網を自前で構築した点だと思います。

ロシアには米国のUPSに相当する宅配業者がありません。その意味では「中国のアマゾン」と言われるイーコマース・チャイナ・ダンダン(ティッカー:DANG)と同じ問題を抱えていたと言えるでしょう。

ロシアの国土は大きいので商品の配送は頭の痛い問題です。

ウォールストリート・ジャーナルによると1100人の従業員のうち3分の2は配送部門に配置されているのだそうです。

今回資金調達した1億ドルもその大半をロジスティックスに投入すると説明しています。

そこで現在1000ある「お客様商品預かりセンター」を3000に増やします。

ロシアでは宅配という習慣は定着しておらず消費者が自分の注文した商品を最寄りの商品預かり所で受け取るというのが一般的です。
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