グーグルがレストランガイドの『ザガット』を買収します。

この買収はグーグルにとって極めてシナジーの高いディールです。

なぜならグーグルは:

1.地元レストランとのリレーションシップ
2.カスタマー・レビューというコンテンツ

の両方を手に入れることが出来るからです。

グーグルにとってローカル(地域密着)広告は経営の最優先課題です。なぜならグーグルはグルーポン(Groupon)をはじめとするローカル広告のライバルと激しい競合状態にあるからです。


ザガットは消費者がレストランを訪れた際、カスタマー・レビューを書き、投票によって点数を決めます。つまりユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ(顧客が作ったコンテンツ)というわけです。

これもグーグルの経営方針とピッタリ合致します。

ザガットは創業者が2年ほど前に売ろうとして売却できなかった経緯があります。

従って今回の買収成立はザガットの創業者にとっても大いに満足のゆくディールだった筈です。

一方、グーグルはYelpを買収しようとして買収できなかった経緯があります。

なおレストラン予約サイトのオープン・テーブル(ティッカー:OPEN)はこのニュースを受けて急落しました。
open


余談になりますがグーグルはザガットの買収を通常のプレスリリースではなくメリッサ・マイヤーのツイートで公表しました。俳句のように韻を踏んでいる点に注目。

Acquisition announcement haiku: Delightful deal done; Zagat and Google now one; foodies have more fun!