ジョージ・ソロスのヘッジファンド、ソロス・ファンド・マネージメントLLCが新しいチーフ・インベストメント・オフィサーにスコット・ベッセントを指名しました。

彼は1991年から2000年までソロス・ファンド・マネージメントに勤務した経歴があり、ロンドン・オフィスを統括していたそうです。彼の師匠はジョージ・ソロスの片腕、スタンレー・ドラッケンミラーです。

その後、スコット・ベッセントはソロス・ファンド・マネージメントを離れ、複数のヘッジファンドでのファンドマネージャーを歴任する一方、イェール大学で国際金融史を準教授として教えていたそうです。

ジョージ・ソロスは今年の7月に「外部の資金の運用を止め、投資家にお金を返す」と発表しました。ただその時点でのソロス・ファンドの運用資産の大部分はジョージ・ソロスならびに同ファンドに働く従業員のお金であり、外部の資金は少しだけでした。

だから外部のお金を返すということは廃業を意味しません。


むしろファミリー・オフィス(大富豪が自分の資産を運用するための組織)として登録することで証券取引委員会が要求するいろいろな開示義務を逃れることが外部資金を返した主な動機だったと言われています。

外部資金を返金した際、チーフ・ファンドマネージャーだったキース・アンダーソンもソロス・ファンド・マネージメントから退社しました。今回の任命はその穴を埋めるためのものです。