国際通貨基金(IMF)がイタリア、スペインなどの国債を買い支える案を検討していると表明しました。

買い支えは所謂セカンダリー・マーケット(=既に流通している国債を市場で買うこと)とプライマリー・マーケット(=新発債を直接買い入れること)の両方で実施する意向だそうです。

なおIMFの買い支えはクライシス・オブ・コンフィデンス(crisis of confidence=投資家の信頼喪失)に陥っている発行体だけに限定され、ソルベンシー(solvency=債務超過になっていないこと→支払い能力)の問題に陥っている国は除外されます。


【例】
クライシス・オブ・コンフィデンスに陥っている国: スペイン、イタリア
ソルベンシーの問題を抱えている国: ギリシャ


国債を直接買い支える基金としては欧州金融安定ファシリティ(EFSF)が既に存在することは皆さんもご承知だと思います。従ってIMFのこの案はEFSFに追加的、ないしは補完的な措置であると認識されます。

なお、現在の時点ではこの案はあくまでもブレイン・ストーミングの段階です。