ネットフリックス(ティッカー:NFLX)がCWの全ての番組をインターネット上でストリーミングする権利を10億ドルで取得しました。

CWとはCWテレビジョンネットワークの略です。CBSとワーナー・ブラザーズが共同で運営しています。

その番組構成はティーンなど若者向けのTVドラマシリーズが中心で、『ヴァンパイア・ダイアリー』、『シークレット・サークル』、『ニキータ』などを放映しています。

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ネットフリックスはこれらの現在放映中のシリーズだけでなく、過去に放映されたコンテンツ、さらに将来制作されるコンテンツもストリーミングする権利を手に入れました。

これらの番組は従来のTVシンジケーションの世界では使用済みの無価値なプロパティだと認識されてきましたが、インターネット・ストリーミングはそのような過去コンテンツに新しい課金手段を付与したという風にも理解できます。


アメリカの若者はこれらのTVシリーズをストリーミングによって第一回から全て視聴する傾向があるため、古いコンテンツでもストア・ヴァリュー(=保存価値)があるのです。

なお10億ドルという契約金額は巨額なように聞こえますが、これは向こう10年から15年のオプションなので単年度に換算するとリーズナブルなディールだと思います。

ネットフリックスは最近、コンテンツの確保に苦しんでいたので今回のディールは投資家を一安心させると思います。

なおネットフリックスに代表されるストリーミング・サービスが普及し、iPadなどのデバイスが売れると「どこでも、いつでも」動画コンテンツを楽しむ習慣が一層定着すると考えられます。これは結局のところコンテンツを持っている会社にとっては新しい収益機会が増えることを意味します。

従って、タイムワーナー(ティッカー:TWX)やディズニー(ティッカー:DIS)などの映画、TV番組制作部門を傘下に持っている企業にとってはフォローの風が吹いていると考えるべきです。