最近、映画会社や放送局など上質のコンテンツを作成出来るエンターティメント企業の株に注目しています。

具体的にはタイムワーナー(ティッカー:TWX)、ウォルト・ディズニー(ティッカー:DIS)、CBS(ティッカー:CBS)などの企業です。

その理由はiPadやKindle Fireの登場で家庭内のスクリーンの数が増えており、デジタルコンテンツを楽しむ機会が増えている事によります。

しかしコンテンツを持つ企業が魅力的な理由はそれだけにとどまりません。

最近、コンテンツ企業は「われわれもレコード業界の二の舞になるのか?」という悲観一辺倒の考え方から脱却し、じっくりビジネスチャンスを見つめ直しています。


その過程でアップル、アマゾン、ネットフリックスなどの企業の言いなりになるばかりではなく、反撃するべきところでは反撃に出始めているのです。

その好例がネットフリックス(ティッカー:NFLX)を巡る事件です。

同社はコンテンツ・コストが上昇していることを理由に夏に値上げを発表しましたがこれが消費者の怒りを買い、株価は急落しました。

もうひとつの例として今日、DVDのキオスク、『Redbox』を展開するコインスター(ティッカー:CSTR)が値上げを発表しました。値上げの直接の理由はATMカードに対するフィーの値上げにありますが、同時にコンテンツ・コストの上昇も指摘されています。

上記の2つの例はいずれも映画会社がプレッシャーをかけている事を示唆しています。

さらに映画会社は新鮮なコンテンツの「出し渋り」をはじめています。

これまでは新しい映画が封切られた28日後にはDVDが出ていましたが、これを60日に延長しようという試みがはじめられました。

若しこれが定着すれば新鮮なコンテンツの入手がそれだけ遅れるので『Redbox』やネットフリックスのDVD郵送のビジネスにとっては不利になります。

映画会社はわざとネットフリックスに卸すビデオ・ストリーミングのライセンス契約を少ない数に絞り込んでいます。そしてアップルやアマゾンとコンテンツ獲得の面で競争させることで売上高の最大化を狙っているのです。

【チャート】
タイム・ワーナー(TWX)
twx


ウォルト・ディズニー(DIS)
dis


CBS(CBS)
cbs


ネットフリックス(NFLX)
nflx


コインスター(CSTR)
cstr