1

11月1日にECB総裁に着任したばかりのマリオ・ドラギ総裁がいきなり最初の政策金利会合で25bp利下げしました。

これはサプライズです。

ドラギがスピード感のある男だということは知っていたけど、「ポンコツなキャデラック」と揶揄されたECBの乗り心地が一瞬にして「マリオ・カート」に変わったのには少々驚きました。

第1回目の政策金利会合でアッサリ利下げするということは暗にトリシェ前総裁の采配をdisる事になります。

だからドラギが奥ゆかしい人なら、そういう事はやらないでしょう。

でも逆の見方をすれば今のヨーロッパはそんな慇懃無礼なしきたりなんかに構っておれないほど切迫しているという風にも言えるのです。

ギリシャの国民投票の問題にしても、その根源は緊縮財政政策をやりすぎて景気が悪くなったため、予定の税収が未達を繰り返したことにあります。

従ってただギュウギュウ締めれば財政の問題が解決すると思うのは短絡的な発想というもの。

その意味ではイタリアだって政治はドロ沼状態だし、いつギリシャと同じ迷走が始まってもおかしくないのです。