先週金曜日にソーシャル・ゲームのジンガがS-1(IPO書類)の訂正版を米国証券取引委員会に提出しました。

これを見て感じることは同社の勢いの衰えです。

先ず同社のブッキングと売上のグラフを示します。
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ここでブッキングとはバーチャル・アイテムならびに広告の売上高を指します。

ただ入金したお金をすぐ全額売上高として計上することは出来ません。バーチャル・アイテムはディファード・レベニュー(繰越売上高)としてバランスシート上に記載されます。

そしてユーザーがバーチャル・アイテムを使用する期間を通じて按分して順番に売上に計上してゆくわけです。

言い換えればブッキングは将来の売上高の先行指標と見做すことが出来るわけです。そのブッキングは頭打ちの様相を呈しています。

次は同社の純利益とアジャステッドEBITDA(利払い前税引前償却前利益)です。
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次はジンガのMAUとMUUです。
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MAUは月次アクティブユーザー数を指し、MUUは月次ユニークユーザー数を指します。どちらも頭打ちです。

最後はABPUです。
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ABPUはアクティブユーザー当たりのブッキング単価を指します。

売上単価のモメンタムも衰えを感じさせます。

今回の訂正版S-1には未だIPOの発行条件は記載されていません。このことから考えて感謝祭の前までにジンガのロードショウがキックオフされIPOが実現する可能性は低いと思います。

ハッキリ言ってワクワクする内容じゃないなと思いました。