僕の考えでは金鉱株を買う際は歴史もあり、確固とした操業実績もある大手の産金会社を買うべきだと思います。

なぜならバンクーバーなどカナダの地方取引所に上場されている零細な産金会社は実体の無い怪しい会社も含まれているからです。

産金会社のオペレーションに関して特に知識や情報を持たない一般の投資家は仕手色の強いそれらの株を一本釣りすることだけは避けるべきです。

それを断った上で銘柄群のバスケット(籠)としてのジュニア・プロデューサーズ(零細産金会社群)は現在、リーズナブルな水準で取引されています。

マーケットベクトル中小型金鉱株ETF(ティッカー:GDXJ)はそのような中小型の金鉱株を79社も組み入れています。

一番大きいポジションですら、ポートフォリオ全体の4.5%しかありません。

あとはドングリの背比べのように無数の業者を沢山、分散して組み入れているのです。

組み入れ銘柄の7割が時価総額10億ドルに満たない小型株です。

これならポートフォリオの中の企業のひとつやふたつが潰れても、全体に与える影響は小さいです。

従って同ETFは極めて危険なセクターに投資する、比較的リスクの少ない方法と言えるかも知れません。


下の動画は同ETFを運用するヴァン・エック・グローバルの金ストラテジスト、ジョー・フォスターのインタビュー動画です。


Q:金価格の最近の上昇の背景にある要因とは?
A:米国の連邦準備制度理事会(FRB)がゼロ金利を2013年半ばまで維持すると宣言したことが先ず挙げられる。これは実質金利がマイナスになることを意味する。実質マイナス金利の状態は金価格にとってプラスだ。
次に欧州中央銀行(ECB)がスペインやイタリアの国債を購入すると決めたことだ。これは一般投資家がそれらの国債を買うことを嫌がっているから中央銀行にそのお鉢が回ってきたことに他ならない。中央銀行が国債を購入するという行為は一種の量的緩和政策であると理解することが出来る。
さらにスイスの中央銀行がスイス・フランをデバリュエーション(=割安誘導)することに決めた。これまでスイス・フランは避難港の役割を果たしていたが、スイス・フランも安泰ではないという認識が投資家に生まれるとこれまでスイス・フランに避難していたお金は金に向かう。

Q:金価格の天井は?
A:高値を言い当てることは難しい。しかし現在の金価格は中間点のどこかだろうと思われる。少なくとも天井圏ではない。なぜなら上に述べたような各国の金融政策はまだとうぶん維持されると予想されるからだ。2,000ドルの金価格が向こう12カ月の間に至現する可能性もある。

Q:金価格はバブルか?
A:金価格の上昇はヒタヒタとしたペースだったのでバブルのような放物線的な動きとは違う。

Q:なぜ金鉱株のパフォーマンスは冴えなかったか?
A:鉄鋼、銅、エネルギーなど金の採掘にまつわる各種コストの上昇で思ったよりマージンが大きくなかったことがパフォーマンスを悪くした一因だ。しかし今の金鉱株のバリュエーションは極めて割安だ。