格付け機関、スタンダード&プアーズがベルギーの長期ソブリン格付けをこれまでのAA+からAAへ引き下げました。

EUの主要国の現在のレーティングを示しておきます。なお今回のS&Pによるベルギーの引き下げは赤字で示しておきました。
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S&Pは引き下げの理由として:

1.ベルギーの金融機関の資本調達が困難になる状況で政府に尻拭いの役目が回って来る可能性が高いこと
2.それは結果として政府のバランスシートに圧迫を与える危険性があること
3.すでにベルギー政府の負債比率はGDPの93%(ネットベース)に達しており、ゆくゆくこれが100%を超える危険があること
4.欧州の金融機関がレバレッジを落とそうとする過程でそれがベルギー経済の鈍化を誘発するリスクがあること
5.ベルギーの輸出比率はGDPの80%に達しており海外での需要減はベルギー経済に影響を与えること
6.ベルギーの暫定政権は応急的な財政緊縮措置は講じているが、もっと根本的な改革が出来るだけの支持基盤を持っていないこと
7.10月に政府が救済したデクシアの救済負担が重いこと


などを挙げています。

ベルギーの背景については古い記事ですがこちらをどうぞ。