暫く前に時事通信やブルームバーグが「IMFがイタリアを62兆円で救済する」という記事を掲載しユーロが大幅高する事件がありました。

結局、これは誤報だとわかったわけですが、相場をやっている人なあらそのヘッドラインを見ただけで(これってチョッとヘンだな)と気が付いた筈です。

なぜならそもそも国際通貨基金には62兆円をすぐに用立てる事が出来るようなリソースは無いからです。
1

さて、今日出てきた材料としてはドイツが条約改正の「付録化」(*)により財政統合に関してユーロ参加各国の合意を取り付ける事が出来れば、国際通貨基金(IMF)が速やかにそれを「援護射撃」する救済資金を発表するのではないか?という観測が出ていることです。


こちらの案は実現可能だと思います。

JPモルガンはメルケルの財政統合が失敗し、ユーロが崩壊するリスクは「20%くらいだろう」というレポートを出しています。

また昨日、JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは「ウチはまだヨーロッパに融資しているし、これからもどんどん欧州とビジネスしてゆく」と語っています。

(*)=条約改正の付録化とはリスボン条約の原文を正式の条約改正の手続きを経て改正しようとするのではなく、単に新しい約束事に参加したいと思う個々の国のリーダーがその約束事の条件に従う事を宣誓し、それを「付録(annex)としてリスボン条約の最後に添付することを指します。言うまでもなく、これはお手軽できわめて実現可能性の高い解決法です。