スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』はアメリカの高校では教科書として用いられている古典です。

ウチには息子が二人居るので家の中には『グレート・ギャツビー』が何冊も転がっています。僕が大昔にニューヨークの五番街のスクリブナーで買った本、ワイフが持ってきた本、そして子供達が教科書として買い求めた本、、、。

有名な作品なのでこれまで何度か映画化されています。その中でも特に有名なのが1974年にミア・ファローとロバート・レッドフォードが主演した『華麗なるギャツビー』でしょう。

さて、そんな『グレート・ギャツビー』ですが、来年のクリスマスの封切りを目指して新しいバージョンの撮影が開始されています。監督はバズ・ラーマン、主人公のジェイ・ギャツビーにはレオナルド・ディカプリオ、デイジー・ブキャナンにはキャリー・マリガン、ニック・キャラウェイにはトビー・マグワイアという配役です。

既に撮影はオーストラリアで開始されており、今日、最初の公式スティル写真が公開されました。
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テレグラフによると既に『グレート・ギャツビー』に登場するようなドロップ・ウエスト・ドレスやビーズのシフォン・ドレスは2012年のサマー・コレクションとしてラルフ・ローレンやグッチなどのコレクションに登場しており、20年代リバイバルのブームが到来しそうな気配です。

確かに髪をフラッパー(Flapper)にしたキャリー・マリガンのゴージャスさから判断して(これはちょっと人気になってもおかしくないな)と感じました。


なお、キャリー・マリガンをはじめとするキャストにジャラジャラとした宝石を提供しているのはティファニー(ティッカー:TIF)なのだそうです。

格差是正が叫ばれ、「抗議する人」が『TIME』の表紙になるご時世に『グレート・ギャツビー』がリバイバルするのも不思議といえば不思議な取り合わせです。
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しかし「1%」の特権的な裕福層がこれほどリッチだったことはアメリカの歴史においては1920年代以来、無かったことだし、その意味ではOccupy Wall Streetムーブメントの反動としての「1%」の自己顕示がおきても不思議ではないのかも知れません。

『グレート・ギャツビー』は原書で読む事をお勧めしますが、どうしても翻訳本でという事なら村上春樹の翻訳がこなれていると思いました。
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
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