中国の当局が最近流行しているWeiboなどのマイクロブログのユーザーに実名でユーザー登録することを義務付ける方針を打ち出しました。

それによると向こう3ヶ月のうちに本社所在地が北京になっている全てのマイクロブログは実名によるユーザー登録を行わなければいけないというものです。

シナ(ティッカー:SINA)の場合、本社は北京なのでこのルールにひっかかります。
sina

既にシナはプリ・マーケットで6%近く急落しています。

その一方でテンセントは深センなので「このルールの適用範囲外なのでは?」と解釈を巡って混乱が生じています。

新しいルールでは「不法な集合を促すようなメッセージを流してはいけない」とあり、明らかに当局はマイクロブログがデモ行進の呼びかけなどの政治的目的に使用される事を懸念していることがわかります。


なお、「小さく試験的にはじめて、上手く行けば各地に広げる」という中国お得意のアプローチから考えれば、今回、「北京に本社を置く会社を対象とする」という条件はゆくゆく中国の全てのネット企業に拡大されるという識者の見方もあります。

今のところ今回の措置で悪影響を受ける企業としてはシナの他にレンレン(RENN)の名前が挙がっています。
renn


テンセントは当面規制の対象にならないという判断からユーザーが同社に流れ、漁夫の利を得るという見方もあります。

ただそれもどれだけ長く続くかはわかりません。

いずれにせよ本人確認を厳格に強制するのであれば、それはネット企業のサイト運営コスト増につながるという懸念もあり、全体としてはネガティブなニュースだと思います。