J.R.R.トールキン原作で『ロード・オブ・ザ・リング』のプリクアル(前日譚)の『ホビットの冒険』が2部作として映画化されます。
そのうちの前篇、『ホビット 思いがけない冒険』はニュージーランドで撮影されており、2012年のクリスマスに公開が予定されていますが、昨日、その予告編がリリースされました。

主人公のビルボ・バギンズには『The Office』のマーティン・フリーマン、ドワーフを率いて冒険に出るリーダー、トーリン役は『North & South』のリチャード・アーミテージという配役です。

製作はタイムワーナー傘下のニューライン・シネマです。

今回の2部作は製作予算が合計5億ドルと大型であり、タイムワーナーとしては当然、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと同程度の成功を見込んでいます。


ニューライン・シネマはIPOしたときに当時僕が勤めていた投資銀行が幹事を務めたのですが、創業者のボブ・シェイはもともとカルト映画、『ピンク・フラミンゴ』を学生時代に配給し有名になった人です。

その後は『13日の金曜日』や『ミュータント・ニンジャ・タートル』などの低予算映画専門の製作会社として一定の成功を収め、後にタイムワーナーに買収されました。

タイムワーナーにとって映画(スタジオ)部門は重要な収益の柱で、米国の大手のエンターティメント企業の中でも最も映画部門に依存度の高い企業のひとつです

そのタイムワーナーは『ハリー・ポッター』シリーズの終了などにより次の収益の柱となるシリーズをしっかり打ち立てる必要があります。

実際、2011年の興行収入ではパラマウントに3年ぶりにNo.1の座を譲り、第2位に甘んじました。