ダウ・ケミカルはポリエチレン、ベンジン、ビニール・クロライドなどの基礎化学製品を作っているメーカーです。

同社のビジネスはシクリカル(市況的)であり景気全般に大きく左右されます。

大掛かりな化学工場は固定費が嵩み、損益分岐点が一般に高いのでスループット、つまりボリュームの増減が利益を大きく左右します。

その意味では世界経済は2008年のリーマン・ショックからなんとか立ち直ろうとしている途上であり、そのことは同社の近年の業績にも反映されています。
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2011年は夏頃から世界経済のダブルディップ懸念が急速に台頭しました。米国経済に対する極端に悲観的な見方にはここ数カ月で或る程度修正が入ったものの、全体としては欧州を中心にまだまだ投資家の警戒心は強いと思います。


僕の考えでは2012年の世界経済はダウンダイドではなくアップサイドのサプライズが入りやすいと思うのでダウ・ケミカルのような市況株はそのシナリオでは恩恵を蒙る筈です。
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同社の現在の配当利回りは3.5%、営業マージンは13.5%、株主資本利益率は14%、インタレスト・カバレッジ・レシオは3.5倍です。