アマゾン・ドットコム(ティッカー:AMZN)は去年、キンドル・ファイアを発表して以来、株価が冴えませんでした。
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この理由はキンドル・ファイアの価格設定がその製造コストを上回っており、「アマゾンがキンドル・ファイアを売れば売るほど損が膨らむ」という懸念を投資家が持ったためです。

しかし最近になってアマゾンのタブレット戦略を再評価する動きが出ています。

ウォールストリート・ジャーナルのブログ、「オールシングスD」ではキンドル・ファイアを巡るソロバンを次のように説明しています。


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いまキンドル・ファイアの製造コストは$216で単価は$199なのでアマゾン・ドットコムは1台キンドル・ファイアを売る毎に$17損する計算になります。

しかしキンドル・ファイアを購入した消費者はこのデバイスを使って電子書籍を買い、さらにアプリや通常の商品を購入します。

それらの付帯的な売上を勘案したマージンは初年度が9.1%、2年目が34.7%、3年目が38.6%となります。3年間の累積収入から累積費用を引き、3年間でのマージンを計算すると21%になるわけです。

「オールシングスD」の指摘とは別に調査会社、アイサプライがキンドル・ファイアの製造コストは既に$202に下がっていると発表しているため実際には上記のソロバンは一層アマゾンに有利になっていると考えられます。