昨日インドネシア中央銀行が政策金利を25ベーシス・ポイント引き下げ、5.75%としました。これはサプライズでした。

インドネシア経済はしっかり成長しています。

2012年第1四半期のGDP成長率はインドネシア中銀の予想では6.5%が見込まれており、通年のGDP成長も公式予想では6.3~6.7%だろうと見られています。これは近年では最高の水準です。

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インドネシア経済は内需比率が70%と高く、足下の経済好調は旺盛な消費ならびに投資に支えられています。

このため欧米など諸外国の景気変動の影響は受けにくいです。エコノミスト達が「利下げは必要ない」と考えたのはそのためです。

その一方でインドネシアの1月の物価は3.65%と12月の3.79%より一段と鎮静化しています。これは過去10年来で最低水準です。つまり利下げする余裕は十分にあるわけです。

従ってインドネシア中銀は(どうしても利下げする必要はないけれど、大事を取って利下げしておこう)という考えで今回利下げに踏み切ったと考えられます。