ウイリアム・オニールのCAN SLIM(=キャンスリムと読みます)は成長株投資の7つの鉄則です。

オニールがCAN SLIMというルールを編み出した背景として:

1.株でどかんと儲かる時は上場されて比較的日が浅い成長企業に投資してホームランをかっ飛ばした時だ
2.だけど若い会社の多くは途中で業績が悪くなって消え去ってゆく
3.それに好調な若い会社を仮に見つけられたとして、何時相場から降りれば良いかもわからない

などの悩みがあったからです。そこでマズい投資をなるべく避けるために過去に上手く行ったケースをルール化したものがCAN SLIMだというわけです。

CAN SLIM
C = Current earnings(当期利益が良いか?)
A = Annual earnings(通年の利益が良いか?)
N = New product or service(新製品・新サービスを出しているか?)
S = Supply and demand(その銘柄の需給関係が良いか?)
L = Leader or laggard?(その銘柄が相場の先導役か?それとも出遅れか?)
I = Institutional sponsorship(機関投資家に好まれているか?)
M = Market(一歩さがって相場全体の地合いは良いか?)

そこで上記の各項目についてもう少し説明の言葉を添えます。

C 当期利益→EPSは高い方が良い
今期のEPS成長率は前年同期比で最低でも+18%か+20%は欲しい。特別益、特別損などの要因で見かけ上、利益がグーンと伸びたようになっているケースは除外すること。EPSの変化率がだんだん加速しているようなケースが特に好ましい。なおEPSの推移はアメリカに上場されている株の場合、英語版ヤフーファイナンスのここを見ればわかります。(Analyst Estimatesの右横のティッカー欄に自分の知りたい銘柄のティッカーを代入すること)



A 通年の利益→年間EPSが急成長している方が良い
1年間のEPSが前年比で最低でも+25%程度成長している株が良い。過去3年に渡ってそのような成長率が維持出来ていればなお良い。来年のコンセンサス予想が今年よりくっきりと高い株でなければダメ。株主資本利益率(ROE)は最低でも17%は欲しい。なおROEはここをみればわかります。(中段あたりのReturn on Equityをみること。なお、自分の知りたい銘柄を出すにはKey Statisticsの右横のティッカー欄に自分の銘柄のティッカーを入れてGO!)

N 新製品・新サービスが利益成長の原動力であること
新製品や新サービスを出しており、それが消費者や顧客から熱烈に支持されている会社が良い。いわゆる「カルト的」なサポーターを集めている会社を買う事。

S 需給関係
品薄株は上がる時も早いが、下がる時は急落する。だから逃げる必要があるときは躊躇せず切る事。(これはIBD:Investor's Business Dailyのサイト、investors.comをサブスクライブしないとわからないと思います。)

L 先導株・出遅れ株
リーダーになっているセクターの一番手銘柄か二番手銘柄だけを買う事。レラティブ・ストレンクス(相対的な株価の強さ)を用いて数値の高い(80%以上)銘柄だけを買う事。(これはIBD:Investor's Business Dailyのサイト、investors.comをサブスクライブしないとわからないと思います。)

I 機関投資家の好み
大手投信会社などの機関投資家がちゃんと大株主リストに登場している銘柄を選ぶこと。大株主のリストはここでわかります。

M 相場の地合い
どんなに良い銘柄でも相場全体の地合いがお話にならないくらい弱いときは我慢してもダメ。相場が調整局面に入ったら売れるものから(=一番儲かって無い、ポートフォリオのパフォーマンスの足を引っ張っている銘柄)少し処分して軽くしてゆくこと。

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