ヒタヒタ上昇する、ボラティリティの低い相場が続いています。

ボラティリティとは相場のブレのことを指し、多くの場合、トレーダーにとって利益の源泉です。

今はボラティリティが少ない市場環境ですから漫然と取引していてもデイトレでは儲かりにくい状態です。

こと株式に関する限り、ボラティリティが低い状態というのは相場に方向性が出やすい時期でもあります。そのようなマーケットのことをディレクショナルなマーケットだと形容する場合もあります。

例えば下は年初来のダウ工業株価平均指数のチャートです。ハッキリとした上昇の方向性(ディレクション)が出ていることに注目して下さい。
1

相場が上昇した日、つまり勝っている日の連続回数のことをウイニング・ストリークといいます。「何連勝したか?」という意味です。このウイニング・ストリークが長く続けばそれだけ強い上方バイアスが相場にかかっていると形容することも出来るでしょう。

さて、以上が最近の相場の特徴ですが、このような環境下でトレードする場合は日中のボラティリティが低いため、折角ポジションを建てても一日でちゃんとサヤを抜けない危険性が高いです。

これはまったく凪の状態でウインド・サーフィンのセイルを立てるようなもので、上手くゆきません。

なんらかの工夫が必要になるのです。

この場合、その工夫とはデイトレではなく、スウィング・トレードに切り替えるということです。

スウィング・トレードとは2日から数週間に渡ってポジションを立てたままにするような短期トレードの手法を指します。



さて、CFD取引によるスウィング・トレードの注意点をいいます。

その前にCFD取引とはContract for Differenceのことを指します。直訳すれば「差金決済」になりますが、イメージとしてはFX取引の株式版だという捉え方で十分です。

その特徴としてレバレッジがかけられるということが挙げられます。

最初からレバレッジがかかっているので、ほんの少しのマーケットの動きで振り落とされてしまうリスクが高いです。つまり自分の読みとは逆の方向に相場が動いてしまい、損切りの指値(=必ず用いて下さい)にひっかかってしまうわけです。

これを防ぐには損切りの指値を自分がポジションを建てた位置より遠くに置けばよいわけですが、そうすると損が出た時の金額が莫大になってしまいます。莫大な損は出したくない、だけれどもチョッとした相場のアヤで、折角建てたポジションを持って行かれるのはイヤだということになれば、あとはやることはただひとつ、そもそも最初にポジションを建てる際、普段よりも小さめのポジションに抑える以外にないのです。

整理すればスウィング・トレードで普段より長い期間、ポジションを建てようとすると、そのポジションのサイズはおのずと普段より小さくすべきだということです。