中国の全国人民代表会議(全人代)で中国財政省は2012年の財政収支をGDPの-1.5%と発表しました。

これは市場予想の-2.5%より赤字額が小さかったです。

一見すると赤字額が小さいことはグッドニュースと受け止められるかもしれませんが、実はこれは悪いニュースです。

なぜなら今、景気が減速しつつある中国のソフトランディングを演出するには今回提示された歳出額は小さすぎるからです。

今日はそのような解釈に基づいて「中国経済のハードランディング関連銘柄」が相次いで急落しました。これらの銘柄は若し中国経済がハードランディングした場合、ショートすれば儲かるだろうと言われている銘柄です。

最初の銘柄は鉱山で使われる大型機械を作っているジョイ・グローバル(ティッカー:JOY)です。
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次は世界最大の銅山、フリーポート・マクモラン・コッパー&ゴールド(ティッカー:FCX)です。
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次はブラジルの鉄鉱石の会社、バーレ(ティッカー:VALE)です。
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若し中国経済が思いっきりハードランディングするのならば上記の銘柄は少なくとも今の水準から半値になるでしょう。

ただ僕は今のところハードランディング派ではありません。

ソフトランディング派でもありません。

未だデータが少なすぎるのでハードランディングかソフトランディングか決めようがないと考えています。今の時点で既にハードランディング派だとか自分の態度を決めてしまっている人は単に自分勝手な先入観で状況証拠も不十分なままに結論を出してしまっている人だという気がします。

今週は中国からの経済指標の発表がある週ですが、今回の発表はかなり重要になります。ただ本当にハードランディングかソフトランディングか態度を決めるには季節要因のノイズが完全に消える4月まで待ちたいというのが僕の考えです。