インド政府は先週発表されたユニオン・バジェット(2012年~2013年度予算)の中で金の延べ棒、ゴールド・コイン、プラチナ、金塊などの輸入の際の関税を現行の2倍に引き上げると発表しました。

純金(99.999%→主に航空宇宙産業などのハイテク分野で使用されます)に課せられる税金はこれまでの2%から4%へ、それ以外のゴールド(ジュエリー、ゴールド・コインなどはこれに属します)に課せられる税金はこれまでの5%から10%に引き上げられます。

インドは世界でも有数の金輸入国であり、国内に大きな金細工の産業があります。宝飾品などに加工された商品は再輸出される場合もありますが国内にも大きな消費市場があります。


今回の関税の値上げは大量に金塊を仕入れてそれを加工再輸出する業者にとってはマージン圧迫要因となります。

このため加工産業からの需要は激減するのではないかということが懸念されています。

因みにGFMSによると2011年第4四半期のインドの金総需要は173トンで中国の201.6トンに次いで世界で2番目に多かったです。(世界全体では818トン)

インドの宝飾店はこの増税に抗議するため3月17日土曜日から19日月曜日までの三日間、店を閉めることを決めました。