昨日、久しぶりにスペイン経済のファンダメンタルズの悪化がFXのマーケットで話題になりました。

昨日はその関係で一時ユーロが急落しました。

そこで現在のスペインの経済の様子をまとめておきます。

まず経済全体としては再び勢いが衰えてきています。
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輸出や輸入も振るいません。
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特に輸入が振るわないのは高失業でスペインの消費者がモノを買わなくなっていることが影響していると思います。また建設セクターの活動が極めて低迷しているのも住宅建設に伴う消費財の売れ行きが落ち込んでいることが影響していると思います。
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製造業はここへきてマイナス成長になっています。
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サービス業も勢いの衰えが感じられます。
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欧州連合の経済を100としてその中でそれぞれのメンバー国がどのくらいの比率を占めるかを示したのがこのグラフです。
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ドイツが最も大きく20%を占めています。その次はフランスで16%です。イタリアは3番目で13%です。スペインは4番目で9%です。なおギリシャは2%に過ぎません。