1982年にカリフォルニアのオレンジ・カウンティーで創業した小売店、ティリーズがNYSEにIPOします。

同社はアクション・スポーツのイメージを中心に店舗を構成しており、14から24歳の若者をターゲット顧客としています。

この顧客層はスポーツだけでなく、音楽やSNSなどいろいろな事に関心があり、とても活動的なライフスタイルです。

ティリーズはそのような顧客の行動様式を理解し、多面的なマーケティング戦略を展開しています。

同社の店舗構えはどちらかといえば大型で、典型的なストアは7,500平方フィートの売り場面積があります。品揃えで圧倒し、若者の好きなブランドが大体、揃っているという店舗作りを心掛けています。

つまり「わざわざティリーズに行く」という、いわゆるデスティネーション・ストアであることを目指しており、そのために100以上の外部ブランドを扱っています。

売上の比率は外部ブランドが総売上高の69%で、残りの31%がオリジナル・ブランドです。


現在の店舗分布はカリフォルニアが78店舗、フロリダが16店舗、アリゾナが18店舗、コロラドが3店舗などです。全部で14州、140店舗があります。

今後の目標としては東海岸やテキサスなどに進出し、全米で500店舗くらいまでもってゆきたい考えです。

在庫戦略としては、一部のマニア受けしている尖がったファッションが、マスに受け始めた瞬間を狙いすましてティリーズがその商品を仕入れるというものです。

このため常に新しい商品をストックする必要があるし、若者から支持されはじめたエマージング・ブランドと、既に固定ファンがついているエスタブリッシュ・ブランドの両方を常に揃えることを心掛けています。

同社はカタログによる通販も手掛けており、イー・コマースにも力を入れています。

同社の新規店舗は約18ヶ月で投資資金の回収が出来ます。新規店舗の初年度売上高は平均して220万ドルです。

ティリーズの売上高は年率平均19%で成長しています。
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営業利益は年率平均28%で成長しています。
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営業利益マージンは8%を超えています。
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懸念点としては既存店売上比較がどんどん下がっている点です。
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長期の経営モデルでは既存店売上比較のターゲットは5%程度に設定されています。

【ディールの詳細】
今回発行株数:800万株(うち95%は新株)
初値設定: 11.5から13.5ドル
ティッカー: TLYS
上場市場: NYSE
幹事: ゴールドマン・サックス、メリルリンチ、パイパー・ジェフリー、ウイリアム・ブレアー、スタイフェル・ニコラス・ワイゼル