週末のフランスとギリシャの選挙の結果を受けて欧州の市場はどう反応しているのでしょうか?

先ずスペインやイタリアの国債は小動きです

これはマーケットがオランド勝利をかなり織り込んでいたことを示唆しています。

次に株式市場ですがザラバの時点で:

フランスCAC40指数 +0.44%
ドイツDAX指数 -0.40%
スペインIBEX35指数 +1.29%
イタリアMIB指数 +1.19%
ギリシャ・アテネ総合指数 -6.12%


となっています。

意外に底堅い印象です。


アジア時間では「欧州がまたグチャグチャになるぞ」という声が大きかったです。でも世界が終わりになったわけでは、どうやらなさそうです。

なぜマーケットは底堅かったのでしょうか?

僕の考えでは、病気の患者から食事を取り上げ、ガタガタ震えているのに毛布を与えないような、間違った財政緊縮政策に対する反省が出ていることを株式市場が好感しているのだと思います。

ギリシャの財政危機が2009年の末に明るみに出て以来、成長戦略に関する真剣な議論がなされはじめたのは、今回が初めてです

それではヨーロッパにとって、具体的で直接的な成長戦略とは何でしょう?

それは(身も蓋も無いですけど)ユーロ安ということです。

ユーロ安になればドイツ、フランス、イタリアなどの輸出セクターが潤い、時間稼ぎが出来ます。

つまりユーロ安=欧州株安ではないのです。

この基本的なところを間違って理解している投資家がとても多いのには驚きます。

ギリシャに関しては今日のところは未だ政党間での連立政権形成ならびに組閣に向けた話し合いは始まっていない様子です。

どうやら現在の票数では安定的な多数派を形成するのはムリと判断したようで、「6月にもう一度総選挙して、仕切り直ししよう」というムードになっているそうです。

これは政治の迷走が続くことを意味しますので、当然、株式は売られます。