FacebookのIPOが$38で値決めされました
けさ、「Facebookは修正レンジ、$34~$38より高い、$39あたりを狙っている」という噂が市場を駆け巡りました。

しかしウォールストリート・ジャーナルは「再度値上げの試みは、機関投資家によって退けられた」と報じています。

このニュアンスは、結構重要です。

なぜなら大口機関投資家はprice sensitive、つまり値段にうるさくなっていることを示唆しているからです。

IPOの場合、ほんの少しでも弱さの片鱗が見えただけで足の速い筋は異変を嗅ぎつけます。



また大口機関投資家に価格をディクテート(命令)されたということは、逆に言えば小口需要のテール(しっぽ)が、大口機関投資家の意向を覆すほどには強くなかったということが憶測されます。

なぜなら小口需要が圧倒的に強ければ、大口機関投資家の意向を無視して、更に初値を吊り上げるのが、引受の定石だからです。

このようなことから判断して、明日の取引開始では初値がいきなり+50%から+100%で始まる確率は比較的低く、むしろ+25%から+50%程度で寄り付く可能性の方が少し高いというのが僕のドタ勘です。

確率は低いでしょうか、若し上場初値が+25%以下だった場合、(何かが、深刻におかしい)という疑念を投資家は持つでしょう。その場合は大引けまでに株価が値決め価格に対して±0%、ないしは公募価格割れというシナリオに発展しないとも限りません。

木曜日の引け前にウォールストリート・ジャーナルが報じた、Facebookの新しい売上増強の試みも、早くも一部のユーザーから不満の声が上がっています。それはニュージーランドで試験的にFacebookユーザーのポスト(=アップデート)に$1.53を課金するというものです。

これはユーザーが「このアップデートをみんなに必ず見て欲しい」と思った場合、お金を払う事でその記事がハイライトされるという機能だそうです。

これは「常に無料を貫く」という同社の基本ポリシーと相反する試みですので、ユーザーの反発が出るか注目したいと思います。