ロスアンゼルスの民間宇宙開発企業、スペースXのカプセル、「ドラゴン」が無事に南カリフォルニア沖の海上に帰還しました。

これで民間企業が開発し、機材を所有する最初の宇宙ミッションが成功裡に完了したことになります。

スペースXはペイパルやテスラ(ティッカー:TSLA)を経営するイーロン・マスクのベンチャーです。

スペースXのロケットは「ファルコン9」と呼ばれ、カプセルは数次の使用に耐えられるようにデザインされているそうです。

今回のミッションではドラゴン・カプセルは宇宙ステーションにドッキングし、宇宙ステーションで生活している宇宙飛行士たちに食料などを届けました。



ドラゴン・カプセルに入った宇宙飛行士は「新車みたいなにおいがする」とコメントしたそうです。

米国では宇宙開発のイニチアチブが政府から民間に引き継がれる、重要な局面に来ています。

NASAの関係者はこの主役交代を複雑な気持ちで眺めています。

なぜなら民間企業が成功すると、そこに競争の論理が持ち込まれ、いままでのようなのんびりした仕事の進め方ではだめになるからです。

政府の宇宙プログラムは「10年間に数十人」程度を宇宙に送り出すという発想しかなく、これと対照的に民間の宇宙プログラムは「10年間に数百人」というスケールで物事を考えています。

またスペースXのオペレーティング・コストはNASAの10分の1から数十分の1だろうと言われています。

数年後のスペースXのIPOが楽しみですね。