グルーポン(ティッカー:GRPN)は買いだと思います。

僕がそう考える第一の理由は、同社のファンダメンタルズの改善に投資家がちゃんと注意を払っていないからです。

先ず同社の四半期の売上高のトレンドを示します。
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次に営業利益のトレンドです。
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売上高に占めるマーケティング・コストの圧縮は着々と進んでいます。
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稼働顧客数も伸びています。
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2012年第2四半期の会社側予想は売上高で5.5~5.9億ドル、GAAPベースでの営業利益で2,500~4,500万ドルです。

同社のバランスシートには12億ドルのキャッシュが載っており、負債はありません。売掛金残高は1.1億ドルに対し、前受け金は5.8億ドルです。

2013年のEPSに基づいたPERは16倍、現在のPSRは3.5倍です。

それではなぜ同社株がウォール街から嫌われているか?という問題ですが、直近の決算発表で引当金の積み立て不足で業績を下方修正余儀なくされたからです。

具体的にはレーシック手術のクーポンがクリスマス期に沢山出たのですが、それを返品する客が多かったのが原因です。レーシック手術は高価だし、クーポンをプレゼントとして家族などから送られても、手術が嫌な人は利用しないと思うのです。その返品率がどの程度になるかは、クリスマスのギフトだという特殊要因と、去年のクリスマスが最初の大々的なキャンペーンだったという事情を考えれば、会計的にCFOの手落ちであるとは僕は思いません。

そういうニュアンスまで勘案せず、上っ面の「悪いイメージ」という理由だけで、同社株をボンヤリ空売りしているアフォが沢山居る。
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盛大に踏み上げると思います。