上場後40日間の「クワイエット・ピリオド(緘口期間)」を経て、いよいよフェイスブック(ティッカー:FB)のリサーチ・カバレッジが始まりました。

米国のルールではIPOの引受に関与した投資銀行は上場後40日間はリサーチを出してはいけません。

これは「意味不明」な規則だと僕は思います。一見するとIPO案件をあからさまに煽ることを防止するという意味で、正しい規則のような印象を受けるけど、実態としては紙に書いたもので自社の意見を一斉に、かつ平等に全ての投資家に徹底できないので、一部の上得意の投資家だけに詳しい収益モデルなどの情報が口頭などの証拠の残らない経路でもたらされることになります。

いまアメリカではこの「ザル法」を改正することが検討されています。

なお引受シンジケート団に入らなかった証券会社はいつからリサーチを出しても良いです。既にそういうところはフェイスブックの調査レポートを出しています。

ただ、圧倒的に重要なのは、引受に際して中心的な役割を果たした大手証券の考え方です。そこで先ず、フェイスブックのIPO売出し最終目論見書から、実際に、どの投資銀行が全体の何%を販売したのかの実績(一部抜粋)を示します。

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今日、リサーチ・カバレッジを開始する各投資銀行のレーティングならびに目標株価(僕が把握しているものだけ)は:

【リード・マネージャーズ】
モルガン・スタンレー 「オーバーウエイト」目標株価$38
JPモルガン「オーバーウエイト」
ゴールドマン・サックス「買い」目標株価$42

【コ・リード】
メリルリンチ「中立」目標株価$38
バークレイズ「中立」目標株価$35
シティグループ「中立」目標株価$35

【セリング・グループ】
RBCキャピタル・マーケッツ「アウトパフォーム」目標株価$40
パシフィック・クレスト「中立」
ラザード「中立」
ウエルズファーゴ「中立」
BMO「アンダーウエイト」
ウイリアム・ブレアー「アウトパフォーム」
オッペンハイマー「アウトパフォーム」
レイモンド・ジェームズ「中立」