アンフェノール(ティッカー:APH $54.92)はもともと真空管のソケットを作っていた電気工務店です。そこから各種インターコネクト製品に商品ポートフォリオを拡充し、今日では世界最大級のコネクターの会社に成長しています。

上のビデオは同社の製品がいかにセクシーであるかを苦心惨憺アピールしていますが、残念ながら、コネクターは所詮、コネクターですから、アピールすればするほどチョー地味さが印象に残ってしまいます。

しかし、同社が本当にセクシーなのは、その製品ではなく、財務内容なのです。これはもうピカピカ。

先ず一株当り利益(EPS)と一株当りキャッシュフロー(CFPS)のグラフをご覧に入れます。
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リーマンショック後にチョッと落ち込んでいることを除けば、着実に伸びていることがわかります。

また同社の営業マージンの推移も危なげないです。
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同社のコストのうち、銅、アルミ価格は最近下落基調ですので、これがマージンに好影響を与えます。

その一方で売上高は大体、+8%程度で成長しています。

同社は最近、配当を以前の7倍(6¢から42¢へ)に引き上げています。今後の増配余地はまだまだあります。

同社の製品は無数に商品点数が分散しているので、ひとつの製品の好調・不調で業績が左右されることはありません。また通信、防衛、航空、放送、医療、工業などいろいろな産業に対して製品を提供しているため、ひとつの産業が不況になっても他で補うことが出来ます。

若し皆さんの中にバリュー投資家を自称している人が居るならば、こういう銘柄こそじっくり研究するに値するのではないでしょうか?

【その他のデータポイント】
株主資本利益率:21.5%
負債:13.8億ドル
インタレスト・カバレッジ:25倍
発行済み株式数:1.63億株
過去5年の売上成長率:年率13%
一株当り簿価:$16.35