バークレイズのボブ・ダイヤモンドCEOがLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)不正操作の責任を取って辞任しました。

バークレイズとしてはLIBOR不正操作の疑惑をかけられた各銀行の中で、最初に非を認め、和解に持ち込むことで世論の批判をかわす狙いがあったと思います。

しかしここへ至るまでの同行の態度が余りに傲慢だったので、預金者は罰金を払うだけでは納得しなかったのです。

同行はこれまで世論を無視し、最後まで謝罪せず、傲慢で、さらに談合を働いた社員の実名を出しませんでした。

その結果、「ボブ・ダイヤモンドは経営スタイルはスタンドプレー的だ」というネガティブなイメージが定着してしまったと思います。実際、ボブ・ダイヤモンドの振る舞いには常に「自分だけは特別だ」という、セレブのような思い上がりがありました。

和解とペナルティの支払いに応じたにもかかわらず事態を収拾することが出来なかったのは、自らが播いたタネ。

昨日辞任を発表したバークレイズの会長は、CEOのボブ・ダイヤモンドが辞任するという発表を受けて、後任が見つかるまで暫く留任すると発表しました。

P.S. バークレイズはFSAの姿勢を読み間違えた面もあると思います。これまでイギリスの金融監督当局はずっと金融機関に対してユルユルの行政をしてきました。しかし「手ぬるい」という批判が近年、高まっており、FSAは「厳しくやってますから」という生贄(いけにえ)を是非示す必要があったのです。
その意味でバークレイズはFSAから「裏切られた」という風にも形容できるでしょう。
シェークスピア劇の世界(W)