先週、米国禁輸安定監視評議会(FSOC)が年次報告書を発表しました。

同報告書から受ける印象は「米国の金融市場はゆっくりとしたペースで癒えているけど、本格回復には未だ遠い」ということです。

米国の大手金融機関はユーロ危機の過程で欧州金融機関が経験した、MMFなどのインスティチューショナル・バイヤーに短期のファンディングを過度に依存することのリスクを是正することに心掛けています。

下は米国のMMFの残高です。
1

短期ホールセール資金への依存(赤)は絞り込まれています。
2


主要金融機関のファンディング構造がどうなっているかのグラフです。
3

企業向け貸付の利払い遅延のトレンドは安定化の方向にあります。
4

銀行の企業向け貸付に対する需要ならびに融資基準に対する聞き取り調査の結果です。
5
これを見ると低迷していた需要はようやく少しだけ上向いているように見えます。また融資基準は若干緩和される方向にあることがわかります。