旧聞に属する話題かも知れませんが、ある会社の社員が:
「LINEのソーシャルネットワーク化の先にあるもの? SNS難民は救われ、mixiは死ぬ」
という表現をブログ上で書き、その社員を雇用している企業が謝罪文を掲載するという事件がありました。
アメリカには社員がソーシャルネットワークを使用するときのガイドラインはあるのでしょうか?
これについては多くの企業がガイドラインを設けています。
ガイドラインの厳格さは千差万別で、金融業のようにお堅い業種では極めて厳格です。
「LINEのソーシャルネットワーク化の先にあるもの? SNS難民は救われ、mixiは死ぬ」
という表現をブログ上で書き、その社員を雇用している企業が謝罪文を掲載するという事件がありました。
アメリカには社員がソーシャルネットワークを使用するときのガイドラインはあるのでしょうか?
これについては多くの企業がガイドラインを設けています。
ガイドラインの厳格さは千差万別で、金融業のようにお堅い業種では極めて厳格です。
ガイドラインの「お手本」として、よく参考にされる企業にインテルがあります。(出典はここです)
同社のガイドラインは、あたかも法律を読むような堅苦しい印象は、ありません。
しかし社員がソーシャルメディアを使用する際の心構えを極めて上手く捉えているので、大いに参考になる気がします。そこでかいつまんで訳すと:
同社のガイドラインは、あたかも法律を読むような堅苦しい印象は、ありません。
しかし社員がソーシャルメディアを使用する際の心構えを極めて上手く捉えているので、大いに参考になる気がします。そこでかいつまんで訳すと:
1.ディスクローズ(立場を明かす事)
ソーシャルメディアではあなたの正直さ(ないしは不正直さ)が、たちどころに読み手にバレてしまいます。倫理と誠実さを保ちながらわが社を代表して下さい。
【透明性】実名を使い、自分の会社での役回りを明快にしてください。
【事実を語る】若し自分が議論している事に利害が絡むのであれば、それを先ず明記してください
【自分らしく】自分の専門領域であり、よく知っている事について書いて下さい。若し外部のウェブサイトに寄稿する場合は、「ここに書かれた意見は自分個人のものであり、所属会社の立場、戦略、意見とは無関係です」ということを明記してください。
2.会社を守る
透明性は大事ですが、わが社の企業秘密を守る守秘義務を忘れないでください。またスピーチの際には社内の法的ガイドラインも存在します。ネット上で何か書きこみすると、それは全て記録に残ってしまいます。そこで書いてしまったことは、最終的にはあなた個人の責任です。
【企業秘密を語らない】わが社の企業秘密を暴露してはいけません。もし疑問がある場合は、書きこみをする前にPR部門に問い合わせてください。書いてはいけないことには、係争中の案件、財務情報、新製品情報などが含まれます。またわが社のブランド、トレードマーク、著作権、フェア・ユース、企業秘密を尊重してください。
【競争相手や雇い主をけなさない】いじわるな表現を使わないでください。あなたが書きこんだ事は全て事実に立脚していなければいけないし、誤解を招きやすい表現は避けるべきです。自分の主張は全て立証できる根拠がなければいけません。
【シェアしすぎない】もし「シェア」ボタンを軽はずみに押すと、もうそれを元に戻すことは出来ません。
3.常識で判断すること
ネット上では第一印象は「事実」に取られてしまいます。ソーシャルネットワーク上では公の事と私的な事の境界線は曖昧になってしまいます。わが社の社員を名乗った瞬間に読み手はそういう目であなたを見ます。
【付加価値をつける】ネット上は書きこみで溢れています。読み手に役に立つ、考えさせる書きこみをすることに心掛けて下さい。
【怒らないこと】ディベートと煽情的なコメントは紙一重です。全ての批判に応える必要はありません。
【失敗したら】もし失敗したら、それを認めて下さい。すぐに謝り、訂正した方が良いです。ブログの場合、どこを訂正したかを明示してください。