フィナンシャル・タイムズが日本におけるトルコ投資ブームについて記事を書いています。

それによるとトルコ・リラ建ての債券の売出しは、2010年には僅か1.36億ドルだったのが、2012年の上半期では20億ドルにものぼったそうです。

いまや半期ごとの調達額ではブラジルやオーストラリアのような高利回り国を上回っています。

日本の投信業界全体でのトルコへの投資額は約80億ドルであり、これはブラジルへの投資額がピーク時に1,030億ドルもあったことと比較すると、まだ少ないと指摘しています。

トルコの1年物債券金利は8%に届きそうな水準であり、これは新興国の同様の金融商品では最高の部類に属します。

ブラジルやオーストラリアの人気が剥げて、トルコに資金が向かったひとつの理由は中国経済のスローダウンです。


中国が昔ほど資源や素材を買わなくなれば、オーストラリアやブラジルの経済に悪影響が出るのでは?という懸念から、投資資金が一部逆流しました。

ブラジルの場合、景気の減速が著しいのでブラジル中銀がどんどん政策金利を利下げしました。これが利回り面での同国の金融商品の魅力を削いでしまう原因になったのです。

それではトルコにはリスクは無いのでしょうか?

それについては2月頃に別のところで記事を書いているので、そちらを参考にして下さい。