8月2日にインヴァスト証券の主催で実施しましたセミナー、CFD Trading Huddle(トレーディング・ハドル)の録画配信が8月17日までの期間限定で行われています。録画をご覧になりたい方はこのリンクからどうぞ。

今回は下半期の相場見通しに関して話しました。

【ポイント】
1.世界の経済の状況は悪い
2.最近の特徴として、最後まで頑張ってきた一握りの元気な部分、具体的には中国経済、アメリカの消費セクター、ラグジャリー・グッズ、つまり高級品などの分野にも陰りが見えてきている
3.比較的堅調だったアメリカの企業業績も今期、つまり6月期の決算はボロボロだった
4.LTRO(三年物流動性供給オペ)などの緩和策が目先の相場を下支えする
5.FRBは今回のFOMCではQE3を見送った。8月末にワイオミング州のジャクソンホールで開催されるFRBの経済シンポジウムにおけるバーナンキ議長の発言が注目される
6.次のFOMCは9月12~13日
7.中国人民銀行ももっと積極的に緩和政策を取るべき
8.米国大統領選挙の年は例年、5月末がボトムで、そこから年末にかけて平均すると7%程度ラリーする
9.経験則からいえば8月いっぱいまでに一回、ラリーし、9月、10月と休んで、12月からまたラリーするというパターン
10.大統領選挙自体は11月に実施される
11.今回も6月1日が安値だった
12.大統領選挙の年のジンクス通りの展開になっている
13.年末には財政の崖、いわゆるフィスカル・クリフと呼ばれる問題がぶら下がっている
14.現在、アメリカの議会は真っ二つに割れており、物事が決まりにくい構造になっている
15.加えて大統領選挙の年なので、選挙の前に何かを投票にかけるインセンティブは全くない
16.そんなわけで、年末土壇場に慌てて予算を延長するという、去年のパターンと同じことが繰り返されることがほぼ確実
17.まとめると、8月と12月にロングで勝負したい