昨日の記事の補足です。
現在の各国の軍事支出に関するデータを引用しておきます。
いま世界の主要国の軍事支出をグラフにすると次のようになります。

(出典:ストックホルム国際平和研究インスティチュート、以下同様)
なお軍事費にはハードウェア(兵器)の他に兵員を維持するコスト(給料など)があり、そのような非ハードウェアに投入される予算が買う事の出来る軍事力は購買力平価を勘案して修正されるべきだという考え方があります。
そこで購買力平価ベースで軍事支出を計算し直したのが、下のグラフです。

次にGDP規模に照らして、軍事支出が占める割合を示したのが次のグラフです。

なお、世界の平均はGDPの2.5%です。
これで見るとドイツと日本の軍事支出が、その経済規模に比べて低いことがわかりますが、それは歴史的経緯によります。
具体的にはドイツの場合は北大西洋条約機構の枠組みの中で、アメリカ主導の軍備計画に組み込まれてきました。また日本の場合は日米安保条約に基づく、アメリカの地域防衛プランに組み込まれてきました。これが両国の軍事支出がGDP規模に比べて低い一因です。
なお近年著しく軍事支出を増やしている中国の場合も、GDPの%という尺度から見ると世界平均を下回っている点は興味深いです。
なおハードウェアがどこに配備されているかという点ですが、変化率では極東におけるビルドアップが著しいと言われています。
現在の各国の軍事支出に関するデータを引用しておきます。
いま世界の主要国の軍事支出をグラフにすると次のようになります。

(出典:ストックホルム国際平和研究インスティチュート、以下同様)
なお軍事費にはハードウェア(兵器)の他に兵員を維持するコスト(給料など)があり、そのような非ハードウェアに投入される予算が買う事の出来る軍事力は購買力平価を勘案して修正されるべきだという考え方があります。
そこで購買力平価ベースで軍事支出を計算し直したのが、下のグラフです。

次にGDP規模に照らして、軍事支出が占める割合を示したのが次のグラフです。

なお、世界の平均はGDPの2.5%です。
これで見るとドイツと日本の軍事支出が、その経済規模に比べて低いことがわかりますが、それは歴史的経緯によります。
具体的にはドイツの場合は北大西洋条約機構の枠組みの中で、アメリカ主導の軍備計画に組み込まれてきました。また日本の場合は日米安保条約に基づく、アメリカの地域防衛プランに組み込まれてきました。これが両国の軍事支出がGDP規模に比べて低い一因です。
なお近年著しく軍事支出を増やしている中国の場合も、GDPの%という尺度から見ると世界平均を下回っている点は興味深いです。
なおハードウェアがどこに配備されているかという点ですが、変化率では極東におけるビルドアップが著しいと言われています。