鉄鉱石価格の下落が止まりません。

過去4週間の下落幅はフィナンシャル・タイムズによると-19%で、現在の価格はトン当たり$94.8だそうです。

8月1日の記事に「ボックス圏の下限は115ドルだ」と書いたわけですが、あっさり下値支持線を割り込んだわけです。

興味深いのは中国国内産の鉄鉱石の方が、オーストラリアやブラジルから送られてくる鉄鉱石よりも30ドル程度プレミアムで取引されているという点です。

これに関してフィナンシャル・タイムズは中国の鉄鉱石の業者は小さいロットでも喜んで出荷することを指摘しています。鉄鋼メーカーは生産調整中なので、大きなロットでのデリバリーを受けたくないというのがその理由です。

鉄鉱石価格がザックリと下落したことで、鉄鋼メーカーから見た採算性はかなり改善してきていると考えられます。現在の鉄鉱石価格はほぼブレークイーブンの筈です。


下はブラジルの鉄鉱石の会社、バーレ(VALE)のチャートです。
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次はオーストラリアの鉱業会社、リオチント(RIO)のチャートです。
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リオチントはバーレに比べて多角経営なので株価の下落幅が小さいです。