欧米出版業界の再編話が熱を帯びてきています。

先週、ドイツのベルテルスマンと英国のピアソンが出版事業の統合の話し合いをしているというニュースが出ました。ベルテルスマンは傘下にランダムハウスを持ち、ピアソンはペンギンを持っています。

ペンギンがピアソン全体の売上高に占める割合は18%です。ペンギンの2012年上半期売上高は4.41億ポンドで売上高は去年の同期に比べて-4%でした。2012年上半期の営業利益は2,200万ポンドで、去年の同期に比べて-44%でした。

売上不振の原因は新刊の発売が少なかったこととライバル企業のベストセラーに商機を奪われたことによります。ペンギンの売上高に占める「紙の本」比率は83%です。

ベルテルスマンのランダムハウス部門の2011年上半期の売上高は9億ユーロで、営業EBITは1.13億ユーロでした。ランダムハウスはオルガニック成長率が+13.7%と、大変好調です。

ところが日曜日になってニューズコープ(ティッカー:NWS)がペンギンの買収を検討しているというニュースが入ってきました。ニューズコープは、傘下にハーパーコリンズを持っています。

一連のM&Aの話し合いは電子書籍がもたらす価格プレッシャーが引き金になっている模様。

なおフォックス・ニュースによるとニューズコープはペンギンに対して16億ドル程度を支払う用意があるらしいです。