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新しい試みとしてMarket Hackの来年のモデル・ポートフォリオを作ってみました。ルールとして10銘柄に限る事と、新年に買い建てて年末まで入れ替えしないという前提で考えました。

なおこれは推奨では、ありません。あくまでも考え方を示す上で具体的な例があった方がわかりやすいだろうという意味で作ってみたわけです。

銘柄は:

シェブロン(CVX)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)
アイシェアーズFTSE新華チャイナ25ETF(FXI)
アイシェアーズMSCIブラジルETF(EWZ)
ストライカー(SYK)
シスコ(CSCO)
マーケット・ベクトルズ・チャイナA株ETF(PEK)
フェイスブック(FB)
アップル(AAPL)
マーケット・ベクトルズ・ロシアETF(RSX)


簡単にこれらの銘柄を選んだ理由を書くと、先ずインカム(配当)とグロースのバランスを取りたいと思いました。上記の銘柄のうちCVX、BTI、CSCOは2.8%~4.0%程度の配当利回りがあります。

次にマーケット・タイミングとの絡みで言えば、タイミングを狙う銘柄と、マーケット・タイミングに関係なく保有すべき銘柄のバランスを考えました。CVX、BTI、SYKの各銘柄はマーケット・タイミングを無視したチョイスです。

次にファンダメンタルズとスペキュレーションのバランスという事も考えました。CVX、BTI、SYK、AAPLなどは主にファンダメンタルズの良さに惚れて組み込みました。なおファンダメンタルズで僕が一番重視するのはキャッシュフローです。シスコはMarket Hackでは紹介していないと思いますが、ゆっくりファンダメンタルズが好転している銘柄ですので、後日、紹介したいと考えています。

スペキュレーションという面ではずっと遠ざかっていた新興国が面白いと思っています。特に中国、ブラジル、ロシアの三国に強気です。なお最近紹介したフィリピン、インドネシア、タイなどは魅力としては順位が下がると思っています。

中国に関してはFXIとPEKの二つのETFを合わせると19%となり、ポートフォリオで最もオーバーウエイトになります。PEKはA株のETFですが、NAVに対して大幅なプレミアムになっているし、ファンドの規模も極めて小さく、流動性が全くありません。極めて危ない、投機的なチョイスです。

なお新興国は値動きが激しいのでリスクが高いです。全部合わせて38%が新興国というこのポートフォリオは、従ってマキシマム・ブリッシュなスタンスであり、無謀なポートフォリオです。