モンデリーズ・インターナショナル(ティッカー・シンボル:MDLZ)はこの10月にナスダックで取引が開始された新しい会社です。しかしそのルーツはクラフトフーズに求める事が出来ます。

2012年10月1日にクラフトフーズは二つの会社に分社化しました。

1.グローバルスナック事業 → モンデリーズ・インターナショナル
2.北米食品事業 → クラフトフーズ・グループ


このうちモンデリーズ・インターナショナルはビスケットの有名ブランド、ナビスコとイギリスのチョコレートのブランド、キャドバリーが中核となる、お菓子の会社です。年間売り上げ規模は約354億ドルです。

主なブランドはキャドバリー、ナビスコ、オレオ、トライデント、ミルカ、LUなどになります。
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一方、2.の北米食品事業はクラフトフーズ・グループ(ティッカー・シンボル:KRFT)となり年間売り上げ規模は186億ドルです。傘下のブランドは以下のようなポートフォリオになります。
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今回のスピンオフでモンデリーズ・インターナショナルは海外比率を高め、とりわけ新興国の比率は28%になります。成長市場にフォーカスした経営になると言い換えても良いでしょう。

一方のクラフトフーズ・グループは北米という成熟市場にフォーカスしているため、今後はコスト削減による効率化を図るとともに配当を重視した経営になってゆくと思われます。

モンデリーズ・インターナショナルの今年のEPSは(あたかもスピンオフが1月1日に起こったかのように遡って計算すれば)$1.43になります。バリューラインによる2013年の予想数字は$1.60です。

モンテリーズ・インターナショナルの営業マージンは18.5%、純利益マージンは7.2%、株主資本利益率は7.5%です。またバランスシート上に200億ドルの負債を引き継いでいます。年間配当は52¢です。

これらの数字は飛びぬけて同社株がお買い得という事を感じさせません。ただ往々にしてスピンオフ会社は株式市場で人気化する場合があります。また同社のブランド・ポートフォリオはとてもしっかりしているので、新興国におけるこれらのブランドの今後の浸透を見越して買いに来る投資家もいると思います。