コカコーラ(ティッカー・シンボル:KO)はコカコーラ、ダイエット・コーク、スプライト、ファンタ、パワーエイドなどの清涼飲料の会社です。

同社は全部で3,500の商品を世界200カ国で販売しています。同社は全部で275のボトリング会社とビジネスしており、本体は、いわゆるコンセントレート(=シロップ)をそれらのボトリング会社に卸しています。なお一部の地域ではコカコーラ本体がボトリング事業も手掛けています。

利幅の大きいコンセントレートを中心としているため、飲料の会社としては高い利益率を誇っています。

コカコーラ株はウォーレン・バフェットが大好きな銘柄であり、バークシャー・ハサウェイが同社の筆頭株主(4億株、発行済み株式数の8.9%)となっています。

同社の売上高の60%は海外です。売上高に占める宣伝広告費は約7%です。

同社の業績を見る際、ひとつのデータ・ポイントはケース・ボリューム成長率です。ユニット(個数)成長率と言い換えても良いです。長期でのケース・ボリューム成長目標は3~4%ですが、実績的には;

2009年 3%
2010年 5%
2011年 4%
2012年 5%(但し最初の9カ月)


という風に自ら設定した目標を上回っています。

また営業利益では会社側の長期ターゲット6~8%に対して;

2009年 7%
2010年 11%
2012年 12%


と順調に成長しています。同社は年間約100億ドル程度の営業キャッシュフローを安定的に稼ぎ出しており、それはマーケティング、資本財への先行投資、配当、小さな買収、自社株の買い戻しなどにバランス良く配分されます。

下は同社の業績です。
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(注釈)
DPS=一株当り配当
EPS=一株当り利益
CFPS=一株当りキャッシュフロー
SPS=一株当り売上高

いつも言う事ですが、この中で僕が一番重視しているのはCFPSの伸び(緑の線)です。コカコーラの場合、2009年にCFPSが前年比でマイナスになっている他は、極めて安定的に成長しています。

またSPSとCFPSのバランスにも注目したいと思います。2013年を例に取ると;

CFPS ÷ SPS = 23.4%


となっています。つまり売上高の23.4%のキャッシュフローを生んでいるわけです。これは健全な数値です。

以前、美しいプロポーションを説明した際、EPSはCFPSより小さくなければいけないし、DPSはEPSとの比較において小さすぎてもいけないし、大き過ぎるのも困ると説明しました。
スリーサイズ

コカコーラは食品・飲料の業種に属します。このグループの特徴は好景気・不景気によって業績が余り左右されないということです。比較的業績が読みやすいので、他の業種に比べると利益の中から配当に回される比率(ペイアウトレシオ→DPS÷EPS)は他のセクターより少し高くてもOKです。コカコーラの場合、かっきり50%(赤の矢印)がペイアウトされています。


下は同社の営業マージンの推移です。
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下は同社の株主資本利益率です。
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現在のコカコーラの配当利回りは約2.8%です。これはかなり魅力的な水準だと言えます。